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概要

広報ながれやま

 流山市の西側には、ほぼ南北に江戸川が流れています。この江戸川は、関宿で利根川と分かれて東京湾へ注ぐ、およそ キロメートルの一級河川です。現在は利根川の分流となっていますが、野田橋から下の江戸川は、かつては東京湾へ注ぐ渡良瀬川の下流でした。 平安時代の中ごろ、菅原孝標女が著した「更級日記」には、「しもつさの国と武蔵との境にてあるふとゐ河」とあって、渡良瀬川の下流は「ふといがわ(太井川)」と呼ばれていたことが分かります。 流山の歴史は、江戸川の流れと密接に関わってきました。江戸川とその支流である坂川の谷に囲われた鰭ケ崎台には、前方後円墳である三本松古墳が築かれ、奈良・平安時代には拠点的な大集落が営まれました。 中世の具体的な様子は、つくばエクスプレス建設に伴う発掘調査などによって、少しずつ明らかになってきています。思井堀ノ内遺跡は、鰭ケ崎台の先端部に所在しています。平成10年(1998年)から6年間にわたって発掘調査が行われ、堀と掘立柱建物6棟から構成される居館跡などが見つかりました。墓からは成人女性の骨と歯が出土し、輸入された青磁碗・白磁皿や和鏡などが副葬されて江戸川と中世の流山正教川根 10いました。坂川流域から加・市野谷辺りは中世には矢木郷と呼ばれており、13世紀中ごろから後半に矢木郷を支配していた矢木式部太夫胤家の居館、墓は胤家の妻か娘のものと考えられています。 享徳3年(1454年)、鎌倉公方足利成氏が管領上杉憲実を暗殺する享徳の乱が起こります。流山やその周辺でも戦があり、「本土寺過去帳」には寛正7年(1466年) 10月に境根(現柏市酒井根)の塩売り彦四郎が「矢木船津ニテウタルゝ」と記されています。船津とは川の港で、矢木にも船津があったことが分かります。 坂川の谷奥部は、手賀沼へ注ぐ大堀川と非常に近い所に位置しています。手賀沼は利根川と霞ケ浦を経て太平洋に通じており、坂川と江戸川が合流する地点は水上交通の要衝です。前ケ崎城もまた、坂川を眼下に見おろす台地上に築かれていました。鰭ケ崎台の周辺は、古代から中世には重要な地域であったと考えることができます。坂川と支流富士川合流点に築かれた前ケ崎城跡60姉妹都市締結記念企画展「岩手県北上市展」を開催農園名藍川園芸中村農園増田農園オーチャード・ガーデン㈱水代果樹園所在地前ケ崎526大畔561名都借912向小金3-179電話番号?7145-4630?080-3356-1115?090-4752-8855?7174-4451■問農業振興課?7150-6086 1002198 市内のいちご農園で、収穫と直売が始まりました。地方発送も行いますので、流山産のおいしいいちごをお楽しみください。販売状況や、もぎ取りについてはお早めに各農園に直接お問い合わせください。チャレンジゲーム in 流山 ヘルスバレーボールやカメレオンキャッチなど、みんなで力を合わせてさまざまなゲームに挑戦します。■日2月8日?9時30分~15時(9時から受け付け) ■所生涯学習センター(流山エルズ) ■対市内在住・在学の小学生 ■定70人(多数抽選) ■費600円(材料費・昼食代) ■持飲み物、タオル、室内靴、動きやすい服装 ■申メールまたはハガキ(いずれも1人につき1通)に「チャレンジゲーム参加希望」、郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、学校名、学年、性別、保護者氏名、緊急連絡先、食物アレルギーがある場合は具体的な内容を明記の上、1月20日17時(必着)までに?270-0192流山市役所生涯学習課「チャレンジゲーム in 流山」係へ※兄弟姉妹で応募いただいても、1人だけの当選となる場合があります。メールで応募し、1週間以内に返信がない場合はお問い合わせください。■問生涯学習課?7150-6106 soudanin18@gmail.com 青少年相談員は、キャンプやゲーム大会など、流山市内の子どもたちにさまざまな体験活動の場を提供しています。20~55歳で子どもたちの健やかな成長を支援する活動を始めたいと考えている方は青少年相談員として活動してみませんか。興味のある方は、生涯学習課までご相談ください。1023540 岩手県北上市との姉妹都市締結を記念して、北上市の文化や自然、流山市との交流の歩みを紹介する企画展を開催します。 北上市は、岩手県の中央部に広がる北上平野(北上盆地)の中ほどに位置し、豊かな自然と先端技術が融合する北東北の拠点都市です。 勇壮な舞「鬼剣舞」や桜の名所「北上展勝地」などでも名高い北上市の、歴史や風土、民俗芸能や物産など、あふれる魅力を紹介します。■日1月11日?~3月15日?9時30分~17時(1月31日、月曜休館※祝日の場合は翌日) ■所博物館 ■費無料■問博物館?7159-3434 おにけんばい江戸時代の黒沢尻川岸(北上市立博物館の展示より)かし(流山市青少年相談員連絡協議会主催)いちごの直売がスタート申し込みはお早めに漫画の世界で地域のことを正しく楽しく伝えていきたい流山本町を紹介する冊子の一部Vol.126 昨年10月から、こども食堂をテーマとした漫画を連載する市内在住のイラストレーター・はしもとあやさん。こども食堂の取り組みを正しく伝えるだけでなく、子どもも大人も楽しめる作品を募るNPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえの企画に応募し、63件の作品の中で見事最優秀賞を受賞した。 育児をきっかけに大田区から流山市に越してきたはしもとさんは、公園で全く知らない子どもたちに声を掛ける娘の姿を見て、この子はここで社会性を学んで育っていくんだと実感する。地域のことをよく知るために始めたのが、当時設立されたばかりの南流山子ども食堂のスタッフだった。「こども食堂は貧しい家庭の子が食事をする場という見方が一般的になっていますが、実際は地域のコミュニティが生まれる場であったり、子どもの偏食などの悩みを共有したり解決したりできる場だと思っています」と語る。イラストレーターであり、子ども食堂のスタッフとしても活動してきた中、今回応募した企画は絶好のチャンスでもあった。 歴史学を専攻後に民間企業へ就職し、趣味でイラストを描き続けてきた。地域での活動を始めたところ、チラシなどにイラストを描いてほしいと声が掛かるように。イラストはママさんたちからも好評で、NPO法人流山史跡ガイドの会の案内や自身のまち歩き体験をもとに、冊子「流山本町クスッとおさんぽ絵日記」を作成した。「作成過程で流山を深く知ることができ、より愛着をもてるようになりました。この気持ちをたくさんの人に届けたいと、一所懸命でした」と当時を振り返る。 一方で、育児と仕事という二足の草鞋の中、イラスト作業に時間を割くことが難しくなった頃もあった。「母としての責任感から、どんなに大変でも一人で頑張らなければならないという強い気持ちがありました。そんな時、「自分の人生を大事にして。女性が家事をやらなければいけないということはないから、自分が幸せになるためにやりたいことをするのも大切だよ」と夫がかけてくれた言葉が、私を大きく支えてくれました」と話すはしもとさん。イラストレーターとして独立した今も、家事や育児を二人一緒に励んでいる。 「イラストの活動を応援してくれた地域の皆さんや夫のサポートもあって続けてこられた活動が、受賞という形で実を結んだことが何よりもうれしいです」と今回の受賞を振り返る。今後も地域の課題や取り組みを漫画などで発信していくほか、原画展なども市内で開催していきたいと意気に燃える。はしもと あやさん(加在住)わらじすがわらのたかすえのむすめほったてばしらしげうじたねいえ令和2年No.1557毎月1日・11日・21日発行掲載記事へのお問い合わせの際は、電話番号の押し間違えのないようにお願いします。古紙100%再生紙、植物油インキ使用 本紙掲載の募集記事などにかかる応募者の個人データについては、当該目的以外では使用しません。1 11