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概要

広報ながれやま

第1542号  令和元年8月11日?2緑が高めるまちの価値緑でつくる美しいまち 市では、開発における「緑の価値」づくりの取り組みを支援するため、市民・企業・市が連携して「流山グリーンチェーン戦略」を実施し、緑豊かなまち全体の環境価値の創造に取り組んでいます。まちと自然の緑がつながり合うことで、まち全体の価値が高まるだけでなく、地球温暖化対策やヒートアイランド現象の抑制などの効果も得られます。平成18年度から今年7月末までに299件( 7,118戸)の住宅や施設が認定を受け、総緑化面積は約16万6,000平方メートルとなりました。問みどりの課?7150-6092 1007483 現在、市内の街路樹の総延長は約60キロメートルです。街路樹はまちなみに統一感を与えるだけでなく、沿道に季節感や潤いをもたらします。また、国土交通省の社会実験では、人の目に映る自然の緑の割合である緑視率が25パーセントを超えると快適性が高まるとされています。緑陰が形成されると、夏の厳しい日差しを和らげ、周囲の気温上昇を抑制する効果もあります。問みどりの課?7150-6092流山市グリーンチェーン認定を受けた施設(商業・業務第1号)。建物の周辺や通りに植えられた木々は、地表や建物外壁の温度上昇を抑制する効果があります。初石駅周辺の街路樹として植えられたクスノキ。適切な維持管理を行い、まちなみを創出することに寄与しています。運河水辺公園沿いの道路に植えられた桜並木。木々のアーチは、満開の花だけでなく、葉桜や紅葉など、季節ごとに通る人々の目を楽しませています。昨年度、市の景観賞に選ばれた加のけやき通りの並木も、良好な景観を形成しているだけでなく、日差しや照り返しを和らげるなどの効果が期待できます。住宅の周辺や道路沿いの緑は、直射日光を遮ったり、道路面からの放射熱を抑制したりする効果があります。 道路表面の温度上昇の抑制や、敷地間の風通りの確保などの7つの指標に基づいた基準により「流山市グリーンチェーン認定」を市が行っています。また、認定を受けた物件は、中古販売価格が下がりにくいという分析結果もあり、資産価値の向上も期待できます。※東京大学大学院 工学系研究科 都市工学専攻 浅見研究室による調査・分析( 2016年)に基づくグリーンチェーン認定制度の効果グリーンチェーンで得られるメリット●中古分譲マンションの事例(1) グリーンチェーン認定を受けているマンションの中古販売価格は、そうでない場合に比べ、1戸当たり 約494万円 高い(近隣に緑が多い物件は、販売価格が約95万円高くなる結果を含む)(2) 一方、グリーンチェーン認定取得に必要な整備費用は、1戸当たり 約39万円    グリーンチェーン認定により資産価値が向上