ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

広報ながれやま

流山キッコーマン株式会社10 流山で白みりんが誕生した200年前、みりんは甘いお酒として飲まれ、人気を博しました。時を経てみりんは、しょうゆとの相性が良いことから、おせち料理やうなぎのかば焼き、そばつゆなど、和食に欠かせない存在となりました。伝統的な調味料であるみりんは、近年、意外な使われ方で注目されています。それは「スイーツ」です。 流山市ふるさと産品に認定されている「一茶の宿」は、ふるさと産品協会オリジナル和菓子として共同開発されたものです。昭和60年の発売以来、流山産みりんが使われた銘菓として、長年市民に愛されています。このほか、団子やどら焼きなど、多くの産品にみりんが使用されています。 一方で、最近は「みりんシロップ」を砂糖の代わりに使用した洋風のスイーツが増えてきています。「みりんシロップ」は、みりんを加熱しアルコールを蒸発させ、半量近くまで濃縮するとできあがります。みりんは米と米麹を使って醸造し、その過程で米の甘みとうま味が引き出されますが、この味わいをデザートや菓子用として活用したのがみりんシロップです。砂糖にはない優しい甘さと、米から生まれる自然な風味と香りがあり、スイーツを甘すぎず自然な味に仕上げたい時に活躍します。 キッコーマンのホームページでは、煮詰めたシロップを活用したメニューとして、「みりんプリン」や「大学芋」などを紹介しており、甘みが穏やかで大人味のレシピにもご利用いただいています。このほかにも、クッキーやティラミスなど、和風調味料であるみりんのイメージを覆すスイーツレシピをたくさん紹介しています。 昨年11月に開催された第40回流山市民まつりで、当社が試食を提供した「みりんキャラメル」が大変好評でした。生クリームとみりんシロップだけでつくれる手軽さや、甘みがやわらかでコクのある味わいから、大勢の市民の方々より驚きの声とおいしい笑顔を頂戴しました。 これからも、和食を下支えするだけでなく、醸造による複雑な甘みやうま味によって、料理ジャンルの枠を超えた、新しいおいしさの発見をお手伝いしてまいります。本年も引き続きみりんを利用していろいろな料理をお楽しみください。スイーツでみりん再発見みりんこうじこめ優しい甘さの「みりんプリン」(キッコーマンホームクッキングのホームページより)Vol.118 今と比べると不便に思える「ちょっと昔のくらし」から、どのように移り変わってきたのでしょうか。残された道具や写真などのほか、今では使われなくなった言葉にもスポットを当て、暮らしの変化を紹介します。小学生の調べ学習にも役立つように分かりやすく展示しているほか、体験イベントなどで楽しく「昔のくらし」を学びませんか。■日1月12日?~3月17日?9時30分~17時(1月31日、2月28日、月曜休館※祝日の場合は翌日)◆体験イベント「昔遊びをしよう」■日1月19日?10時~14時30分■講昔のあそびと遊ぼう会の皆さん【共通事項】■所博物館 ■費無料 ■申不要■問博物館?7159-3434 1019917ユニークな読書プログラムを紹介どうぶつとの絆と「わんわん読書会」 4月からおおたかの森こども図書館で開催される、「犬に本を読んであげて、自分も読書を好きになる」というアメリカで実践されている読書プログラムについて、日本動物病院協会の獣医師・柴内裕子さんに紹介していただきます。また、千葉県動物愛護センター東葛飾支所所長・篠田英雄さんに動物愛護センターの現状についてお話を伺います。■日2月2日?13時~15時 ■所おおたかの森センター ■対小学生以上■定100人(先着順) ■費無料 ■申1月12日から電話または直接窓口へ■問おおたかの森センター?7159-7031おおたかの森こども図書館?7159-7041 1019965ママも赤ちゃんも 親子で楽しむベビーマッサージリラックス 親子で肌と肌のふれあいを楽しみながら、ママも赤ちゃんもリラックスしましょう。■日1月29日?10時~12時 ■所十太夫福祉会館 ■講流山ママおしゃべり会・豊川瞳さん ■対3カ月~ハイハイ期くらいまでの赤ちゃんとママ■定10組(先着順) ■費500円(材料代) ■持バスタオル、オムツ、着替え、飲み物■申1月12日から電話または直接窓口へ■問十太夫福祉会館?7154-5254 1019829栄養士や助産師による 新米ママ講座(全2回)育児アドバイス1019877■日①2月6日?10時~14時②3月6日?10時~12時 ■所南流山福祉会館 ■対市内在住・在勤・在学の生後約6カ月までの赤ちゃん(第1子)と母親■定25組(先着順) ■費①のみ700円(昼食代) ■申氏名、赤ちゃんの名前・生年月日、住所、電話番号を明記の上、メール(  nakocco@gmail.com)■問南流山福祉会館?7150-4320昔のくらしに企画展「ちょっと昔のくらし」 触れてみようチャレンジゲーム in 流山流山市青少年相談員連絡協議会主催 ヘルスバレーボールやスリッパシュートなど、みんなで力を合わせてさまざまなゲームに挑戦します。■日2月2日?9時30分~15時 ■所生涯学習センター(流山エルズ) ■対市内在住・在学の小学生 ■定70人(多数抽選) ■費500円(昼食代) ■持水筒、タオル、室内靴、動きやすい服装 ■申ハガキ(1人につき1枚)に「チャレンジゲーム参加希望」、郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、学校名、学年、性別、保護者氏名、緊急連絡先、食物アレルギーの有無を明記の上、1月21日(必着)までに?270-0192流山市役所生涯学習課へ郵送またはメール※メールは17時まで■問生涯学習課?7150-6106  soudanin18@gmail.comきずな 第2木曜の夕方、子ども食堂「から風流」(東深井)に人々が集まってくる。開設時からの常連や、毎月の開催を楽しみにする家族、初参加で緊張の面持ちの親子連れなど、たくさんの参加者を温かく迎えるスタッフの一人に、湯澤規子さんがいる。筑波大学で教鞭を執る傍ら、市内の子ども食堂のボランティア活動を行っている。 湯澤さんの研究分野は人文地理学・農村社会学。フィールドワークで出会った人々や、学生との対話に刺激を受け、食という一番身近で小さな歴史を記録し、伝えたいと願うようになった。昨年6月には「胃袋の近代 食と人びとの日常史」(名古屋大学出版会)を出版。日常と学問をゆるやかにつなぐ試みを展開している。 子どものころから料理が好きで、高校時代は毎日自分で弁当を作った。栄養学に興味を持ち、食堂の運営を夢見たこともあった。料理を作ること以上に、食にまつわる人と人とのやりとりも興味のあることだった。 現在の研究テーマの原点は自身の子育てにある。息子が小学2年生の時のこと、自宅に遊びに来た7人の少年たちの手には、それぞれにポテトチップスがあった。同じ空間に居ながら、分け合うでもなく銘々が自分の袋菓子を食べる光景に衝撃を受けた。また、手作りクッキーを出したところ、「人の家で作ったものを食べてはいけないから」と言われたこともあった。これらをきっかけに、食の向こうにある「何か」を学問的に考え始めた。 子育てが一段落するころ、市内の子ども食堂の活動を知り、ボランティアとして参加するようになった。調理や配膳を行うだけではない。得意のイラストを活かした湯澤さん手描きのポスターは、スタッフの思いをよく表している。食材を刻みながらレシピを教わっただけでなく、研究へのヒントももらった。 今春、祖父母や両親、息子のエピソードに加え、子ども食堂での実践などを交えた、「7袋のポテトチップス―食べるを語る胃袋の戦後史―」(晶文社)の上梓を予定している。「栄養や食欲を満たすだけでなく、誰かと共に食の時間を過ごすことが、人が人らしくあるために重要なのでは」との答えにたどり着いた。「共存」でも「共生」でもなく、「共在」という言葉を湯澤さんは提唱する。「ただそこに共に在る」ことが、「飽食」から「崩食」を経て、食を通じて何かとめぐり逢う「逢食」に転換させることができるのでは」と力を込める。湯澤 規子さん(野々下在住、44歳)食べることで生まれる「共在空間」を大切にしたい子ども食堂でのボランティア活動(昨年12月)ふきょうべんるいほうしょくほうしょく平成31年No.1521毎月1日・11日・21日発行掲載記事へのお問い合わせの際は、電話番号の押し間違えのないようにお願いします。古紙70%再生紙、植物油インキ使用 本紙掲載の募集記事などにかかる応募者の個人データについては、当該目的以外では使用しません。1 11