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概要

広報ながれやま

 「国登録有形文化財」の制度は、主に近代の歴史的建造物の保存と活用を目的に制定された。市内には国登録有形文化財が5件あり、そのうちの4件が流山本町にある。流山市の誇る国登録の歴史的建造物を訪ねてみる。呉服新川屋店舗 流山における国登録有形文化財の第1号。創業は弘化3年(1846年)で、広小路の中心に立地し、流山本町を代表する呉服店の建造物。土蔵造店舗兼住居の見世蔵は、明治23年(1890年)建築で、分厚い重厚感あふれる黒壁が特徴。南北の大きな鬼瓦には、商家らしく恵比寿様と大黒様が鎮座しており、店の繁栄と流山本町の歴史を見守り続けている。笹屋土蔵 新川屋と向かい合わせにある笹屋商店は、日本橋越後屋(三越の前身)の仕立て屋「笹屋」の暖の簾れん分けで、万延元年(1860年)の創業。土蔵は、明治31年(1898年)に呉服店「三河屋」の土蔵を移築したものである。三河屋の土蔵はこの他に3棟移築され現存している。現在は「蔵のカフェ+ギャラリー灯とわ 環」として人気を博している。寺田園旧店舗  笹屋から南へ徒歩4分。明治22年(1889年)建築の寺田園旧店舗は、黒くろしっくい漆喰磨みがき仕上げの本格的蔵造り店舗である。寺田園は流山村の草分けといわれる六軒百姓の一つで、お茶・乾物類を扱い、現在も流山2丁目で営業している。旧店舗は見世蔵(=写真)として整備され、世界的万華鏡作家・中里保子さんの作品などが展示されるギャラリーとして大好評。往年の茶ちゃ甕がめも見ることができる。清水屋本店店舗兼主屋  寺田園旧店舗の前側にある、伝統の絶妙な餡あん作りで有名な人気の老舗高級和菓子屋。明治中期の建築で、切妻造二階建の店舗兼住居である。店内の洋風の洒しゃ れ 落た大理石塗り円柱が目立つ。昭和8年ごろ店舗土間を切り下げており、江戸川土手を兼ねていた旧本町通り引き下げの歴史的証人とも言える。店内に展示されているさまざまな打ち菓子の木型は、店の歴史を物語っている。9国登録有形文化財めぐりNPO法人流山史跡ガイドの会 石田三成の重臣であり、三成の居城・佐和山城を守護していた山田上野之助の子・隼人と孫・宇吉郎は、佐和山城落城時に城から逃がされ、諸国流浪の末に北総深井の里にたどり着き、宇吉郎は山田喜庵と名乗り、医者としてこの地に永住しました。元和2年(1616年)4月の徳川家康死去の直後に喜庵が書き遺した佐和山城落城についての文書は、昭和10年(1935年)に発見され、「佐和山落城記」と命名されました。 現在の山田家当主・山田喜雄さんに、「佐和山落城記」に記された佐和山落城の真実をお話ししていただきます。日 1月20日?13時30分~15時 所流山福祉会館(見世蔵で受け付け)定30人(先着順) 費500円(資料・お茶代)申電話、ファクス、メールまたは直接窓口へ問見世蔵?・FAX 7190-5100(月・火曜休館、祝日の場合は開館)misegura.nagareyama@gmail.com一茶双樹記念館・杜のアトリエ黎明新春企画展を開催元日は入館料無料! 一茶双樹記念館・杜のアトリエ黎明は、元日から特別に開館し、企画展を開催します。また、両館で人気のティーサービスでは、新春にふさわしいメニューをご用意しています。◆吉書と初はつ凧だこで迎える新春 市内在住の書家・茂野?だい園えんさんによる一茶の句などの作品と、西深井に工房をもつ凧作家・石栗照平さんによる日本各地の伝統凧や縁起物の凧などを展示します。日 1月1日?・4日?~14日?9時~17時※2日・3日・9日は休館 所一茶双樹記念館 費大人100円、小・中学生50円(入館料)※元日は無料◆笹岡了一デッサン展洋画家に見るデッサンの匠たくみ 杜のアトリエ黎明の前身である絵画研究研で多くの人材を育て、流山の美術運動の父といわれた洋画家・笹岡了一の作品から、デッサンを中心に、油彩を含めた約20点を展示します。日 1月1日?・4日?~14日?9時~17時※2日・3日・9日は休館 所杜のアトリエ黎明 費無料歴史と文化のトーク&トーク in ながれやま山田家の先祖・山田喜庵が書き遺のこした「佐和山落城記」を語る初めて学ぶスマートフォンカメラ(全6回) 最近、飛躍的に機能が進歩したスマートフォンカメラを使ってすてきな写真を撮る方法を、基礎から発展まで分かりやすく学びます。カメラ機能を使いこなして楽しく写真を撮ってみましょう。SNS投稿のデモンストレーションも行います。日 1月17日・31日、2月14日、3月14日・28日、4月4日の水曜9時30分~11時30分 講デジタル写真塾「フォトCAFE流亭写楽」塾長・松尾次郎さん大人のための水彩画教室(全6回) デッサンの基礎から、彩色の手法までを楽しく分かりやすく学びます。身のまわりの美しいものや心に残る情景を自分の手で表現してみませんか。日 1月17日・31日、2月14日、3月14日・28日、4月4日の水曜13時30分~16時 講プロダクトデザイナー・和泉満さん 持透明水彩絵の具、筆、筆洗い、パレット、鉛筆など【共通事項】所杜のアトリエ黎明※3月28日は一茶双樹記念館定20人(先着順) 費各回1,500円(お茶代含む)※初回のみテキスト代1,000円問一茶双樹記念館?・FAX 7150-5750info@issasoju-leimei.com新春特別番組 杜のアトリエ黎明の講座①千葉テレビ「東葛6市 今昔物語」 自然があふれる市民の憩いの場として親しまれている利根運河の今昔を、100年以上にわたり利根運河を見守る福の神・ビリケンさんに焦点を当てて紹介するほか、井崎市長が新年の抱負などを語ります。?放送時間=1月1日?13時~13時55分②J:COMチャンネル「特別番組 平成三十年 年頭のご挨あい拶さつ 流山市長」 井崎市長が新年のご挨拶と新年の目標などを語ります。?放送時間=1月1日?16時から※1月2日~5日にも放送されますが、放送時間は異なります。詳細は市ホームページをご覧ください。問秘書広報課?7150-6063  ID 1009862問一茶双樹記念館?・FAX 7150-5750 info@issasoju-leimei.com十二月作品【評】 大塚氏 人生行路のなかの悲喜こもごも、ある齢よわいに達しようとして、ふと振り向いた己の過去。上句の心象風景を超え、結句のひと筋の川の明暗。作者の心の中にしっかりと根を張りて、リアルな一つの景物となる、あるなつかしさを呼び覚ましているだろう。自然も巧みに詠む心象詠。戸谷氏 過ぎ去った歳月の重みを感傷でなく、無事に年の瀬を迎えた心境を、素直に詠んでおり「夫の仏具に語りつつ磨く」は心を集めた具体のよさといえよう。上句で様子を述べ、下句で自分に引きつけた詠うたい方が一首を深くしている。狼氏 雰囲気はあるが二句の不完全語を修正、三句に助詞「に」を入れて下句につなぐ「小春日の温もりの中押し車にひたすら歩む吾が身預けて」と詠めば歌意もすっきりするだろう。ともあれ、じめじめとしたところの無い明るさがよい。千羽鶴  平和台  葛岡 昭男せつない願いに 一羽ずつこころに秘めて 折りあげた千羽鶴 千羽鶴永と久わに願った せつなさに飛び立つ千羽 つるたちよ最初の一羽 うちあけたねがいひとすじ 天に向け千羽鶴 千羽鶴大きな力を ひき寄せてかなえておくれよ ねがいごと祈っていますと 贈られて身近にかざれば 胸をうつ千羽鶴 千羽鶴みるたび 勇気がわいてくるいちずな千羽のはげましよ原稿は直接選者へお送りください。※必ず住所・氏名(フリガナ)を明記してください水見壽男 選(流山市東深井865?111)武田静江 選(流山市松ケ丘4?505?90)小林稔 選(埼玉県吉川市平沼226 ー1)【評】 千羽鶴を贈り、贈られた人のこころを、千羽鶴に呼びかけるように歌っている。かなわぬことと知りながら、いやそれだからこそ想いの成就に向けて飛び立つように、願いをこめて千羽の鶴をひたすら折るのであろう。色とりどりの鶴の群を見るたびに、私たちのこころは天に舞い上がるような気持ちになるから不思議だ。失いて来しものあまたふりむけば遠くうごかぬひと筋の川もう師走時の速さにしみじみと夫の仏具に語りつつ磨く小春日の頭上に優し押し車ひたすら歩む吾が身預けて【評】一句目 シャンソンはフランスの歌曲とも民謡とも。そんな中でも落葉や枯葉は謡うたの素材として名曲が多い。一句を読み上げて日本の冬景色が脳のう裡りに炙り出される。二句目 初冬の通勤族、通学子の道行く景色。早足を白く吐く息で演出した技は、なかなかの腕前。三句目 労いの言葉と笑顔の情景が彷彿とする。赤い羽根は共同募金の象徴的な奉仕の仕事。寄付をする人、それを受けるボランティアの人、共に貴重な心遣いである。四句目 酉の市は東京下谷の鷲神社のお祭り。特に境内では熊手の遣り取りで賑わう。やはり売れ筋は、売り手の気風・気合である。少し御酒の入った掛合いが面白い。五句目 柿の名産地の大おお生なりの景色と、陶芸の里の佇いの情景描写が俳風を醸す。二十数年前九州に旅した折の窯元の作業風景が思い出される。シャンソンを口くちずさ遊みつつ落葉踏むひたひたと歩ほの早まりぬ今朝の冬労ねぎらひの言葉と笑顔赤い羽根酉の市売りの気風で店を決め柿たわわ火入れの待たる陶の里こうのす台 山崎 純子江戸川台東 山崎 みどり野々下 今田 素土宮園 鈴木 寛加 永田 くみ子向小金 大塚 正登 東深井 戸谷 ヤエノこうのす台  狼 司●流山市のホームページアドレス http://www.city.nagareyama.chiba.jp/●〒270-0192 千葉県流山市平和台1-1-1 ?04-7158-1111(代表) ●発行/流 山 市●編集/秘書広報課市の人口と予算【人口・世帯】( )内は前月比/前年同月比【予算】合計男女世帯一般会計特別・企業会計======389億3,562万6千円352億5,136万8千円(+(+(+(+/+/+/+/+158,32978,67279,65762,081人人人世帯1136647892,6191,3111,3081,881))))〈8月1日現在〉123456789掲載記事へのお問い合わせの際は、電話番号の押し間違えのないようにお願いします。古紙70%再生紙、 植物油インキ使用 本紙掲載の募集記事などにかかる応募者の個人データについては、当該目的以外では使用しません。流山市安心メールみどりのメール※通信費利用者負担?みどりのメール?流山市安心メール平成29年No.1483毎月1日・11日・21日発行12 21