ブックタイトル広報ながれやま

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概要

広報ながれやま

特集号 平成29年1月1日?6 創業したのは昭和41年。「流山市」になる1年前のことです。都内で働いていた時に仕事を教えてくれた先輩が流山で起業し、その会社に呼ばれたのがこの土地との縁の始まりです。先輩の会社で3年間働き、仕事や経営を学び、のれん分けのような形で独立しました。株式会社マルタカ 代表取締役会長 髙橋 啓治さん 大会や合宿などで全国や海外を飛び回ることが多いですが、やはり流山に帰ってくると、家族や友達に迎えられ、ほっとした気持ちになります。友人たちと話をするとそれぞれの道で頑張っている話が聞けるのが楽しいですし、自分もまた頑張ろう! という気持ちになれます。 昨年は、初めてオリンピックの舞台に立ち、たくさんの方々の応援に力をもらいました。予選はまずまずのタイムで通過しましたが、準決勝では0.16秒差で決勝進出を逃してしまい、とても悔しい思いをしました。いまは、この悔しさをバネにして、3年後の東京オリンピックに向けて、強化に努めています。昨年の10月に出場した第58回日本選手権(25m)・競泳FINAワールドカップ東京大会では、もともと得意種目だった平泳ぎで、日本新記録を出すことができました。 これからも世界の第一線で泳ぎ続けるために、努力を怠らず1歩ずつ前に進んでいきたいと思います。そして次の東京オリンピックでは、出場の経験のある個人メドレーはもちろん、平泳ぎでも代表の座を勝ち取れるように頑張ります。 自分が頑張ることで、その姿を見た流山の方や子どもたちに「自分と同じところで生まれ育った人が世界を舞台に戦っている」と感じてもらえたら嬉しいです。●3年後の東京五輪では  さらなる輝きを流山の皆さんに●常に変わる準備をしていれば、訪れたチャンスは逃がさない自社・(株)マルタカの前では、若手のホープ、自然環境、産業、から、4人の方にお話を伺いました。リオ五輪競泳日本代表寺村 美穂さん(セントラルスポーツ所属) 姉の影響で3歳から水泳を始め、中学・高校生の時には、インターハイ優勝など数々の好成績を収める。右ひざの2度の手術を乗り越え、200m個人メドレーでリオ五輪に出場するも、わずか0.16秒差で決勝進出を逃す。昨年10月の競泳ワールドカップでは、100m平泳ぎで3位(日本新記録)、200m個人メドレーでは2位の成績。 昭和41年、髙橋加工所を創業。平成2年に現在の株式会社マルタカへ。流山工業団地ができた当初の25社のうちの1つ。また、環境にも配慮し、平成22年にグリーンプリンティング認証取得、ISO9001やISO14001も取得している。現在、流山工業団地組合理事長。平成28年春の叙勲で黄綬褒章を受章。 当時は株式会社ではなく、髙橋加工所という社名で、場所も市野谷にありました。当初は、輸出用のスリッパを入れる外袋を塩化ビニールで加工して作っていました。しかし、取引先の方から、「塩化ビニールの加工品だけでは、いずれ事業が成り立たなくなる」というアドバイスをいただき、少しずつ業態を変えていくことにしました。取引先は都内が多かったですが、当時は「流山」と言ってもどこか分かってもらえず、千葉県内でも知名度が低かったため、「東京の流山から来ました」と冗談をよく言ったものです。 昭和60年、ちょうどポリエチレンの袋のパッケージ印刷を始めた頃、「流山工業団地を造るから来ないか」と商工会(現在の流山商工会議所)や、当時の秋元市長や斉藤助役からもお誘いを受けました。当時、工場が5つあり、場所もそれぞれ異なっていたため搬入などの際に納品ミスが起きるなど管理が大変でした。工業団地で1カ所に工場を統合し、より業績を上げるためのビジネスチャンスと捉えたため、流山工業団地組合ができる前の組織に参加しました。また、当時は住宅の近くに工場があり、周辺に住んでいる方への騒音などへの配慮も必要で、住宅と離れた場所に工業団地ができることは大変なメリットでした。翌年には常磐自動車道の流山インターチェンジも開設され、さらにビジネス環境はよくなりました。 単純に言うと、資金や人を2倍に増やせば、売り上げも2倍になります。しかしそれでは何も変わらない。コストは3割増で売り上げを倍にする、その方法を生み出すことが重要です。その考え方は行政と近いものがあるかもしれません。現在、工業団地の近くには物流センターが次々とできていますが、お互いに活用し合う関係が築けるといいですね。大きな変化はビジネスチャンスにつながる可能性が高いのですから。セントラルスポーツ提供リオ五輪出場決定の報告に来庁