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概要

広報ながれやま

3 第1438号 平成28年9月21日?日=日時 所=場所 講=講師 内=内容 対=対象 定=定員 費=費用 持=持ち物 申=申し込み 問=問い合わせ ID=ページID(市ホームページのトップページで入力すると、関連ページがすぐに見られます) 講演やパネルディスカッションを通して、里親の役割と意義について考えます。どなたでも参加できますので、ぜひお越しください。日 10月30日?13時~16時 所ホテルプラザ菜の花(千葉市) 定100人(多数抽選) 費無料 申申込用紙(千葉県ホームページからダウンロード可)に必要事項を明記の上、千葉県里親家庭支援センター(FAX 047-373-1063)へファクス問千葉県児童家庭課? 043-223-2322 内閣府「平成28年度 子供・若者白書(全体版)」によると、親の病気や事故、虐待、経済的困窮などの理由により、家庭で生活することができず、社会的な養護を必要とする子どものうち、平成26年度末時点で、里親など家庭環境で養育されている子どもは5,903人、児童養護施設・乳児院などで生活している子どもは29,917人とされています。今年5月に成立した改正児童福祉法では「家庭養護の原則」に基づき、できるだけ子どもが里親・養子縁組を含む「家庭」で養育されるよう定められました。適切な家庭生活を経験することは社会性を身に付け、将来家庭をもつ時などにも役立ちます。施設から家庭へと、子どもの社会的養護は転換期を迎えています。子ども一人ひとりが決まった大人と関係を築き、家庭の深い愛情を受けることが求められています。 流山市では、8つの家庭が、里親として温かい家庭に子どもを迎え入れています。まだ、十分な数ではありません。すべての子どもが家庭で育つことができるよう、「里親制度」について考えてみませんか。10月は里親月間知りたい! 里親Q&A ● 里親と里子の関係は? 住民票の続柄は「縁故者」または「同居人」です。里子は転入手続により迎え入れることとなりますので、義務教育期間中であれば、市から「学校指定通知書」を受け取り、児童相談所からの必要書類と合わせて転校手続きを取る必要があります。 また、親権は実親にありますが、平成17年の児童福祉法の一部改正によって里親は親権の一部に関して、児童の福祉のため必要な措置を行う権限を有します。Q●A ● 子育て経験がなくても大丈夫? 里親が安心して養育できるよう、研修以外に、里親専門の相談員などが電話や訪問により、里親の話を聞いて一緒に解決方法を考えます。地域の里親会による交流活動でも疑問や悩みを相談できます。Q●A ●Q  共働きでも里親になれる?●A  子どもの養育に支障のない範囲での共働きは可能です。 ● 里親申請をしてからどの程度の期間で登録されますか? 里親になるためには里親審議会の承認が必要です。審議会は原則として年2回の開催であることから、申請の相談から登録まで半年以上かかる場合があります。Q●A千葉県里親大会里親になるための手続き①相談・申請(柏児童相談所) ②研修受講※必要となる種類の里親のみ③調査(家庭訪問) ④審査(面接。その後、社会福祉審議会で審査)⑤認定・登録※登録期間は5年里親になるための要件①心身ともに健康であること②児童の養育について理解および熱意並びに児童に対する豊かな愛情を有していること③経済的に困窮していないこと④里親研修を修了したこと※必要となる種類の里親のみ⑤里親になることを希望する方とその同居人が欠落事由に該当しないこと※専門里親、養子縁組里親、親族里親は、上記の他に別に要件があります。里親になっていただける方を募集 柏児童相談所では、さまざまな事情により家庭で暮らすことができない子どもたちを、家庭の温もりと愛情を持って育てていただける方を募集しています。詳細は同相談所へお問い合わせください。 また、少しでも里親に関心のある方、話を聞いてみたい方は、千葉県里親会柏支部の方がどのようなご相談にも応じます。ぜひお問い合わせください。問柏児童相談所? 7131-7175/千葉県里親会柏支部長・日髙? 7154-0649里親には4つの種類があります 実親が死亡・行方不明などの理由で養育できない場合に、祖父母などの親族が養育します。研修は義務ではありません。※おじ・おばなどの扶養義務のない親族に対する里親委託は、養育里親が適用されます。 養子縁組を前提とする里親です。 2年以内という期間を定めて、虐待・非行・障害などの理由で援助を必要とする子どもを養育します。3年以上の養育里親経験などの要件が必要になる場合があり、養育里親よりも専門的な研修が必要です。 養育里親研修を修了し、養育里親名簿に登録した方が、さまざまな事情により家族と暮らせない子どもを、実親のもとで生活できるようになるまで、または自立するか18歳(長い場合は20歳)になるまでの間養育します。養育里親専門里親親族里親養子縁組里親里親 という家族 のカタチすべての子どもに温かな家庭をINTERVIEW「ここに帰りたい」と思われる家庭でありたい小西徳次さん・美代子さん(市内在住) 母親が亡くなり、身寄りのなくなった14歳の甥おいを家族として迎え入れました。彼はまだ中学生だったので、養子になるかどうかは、成長したときに自分で決めてもらおうと、養子縁組ではなく里親(養育里親)になることを決めました。 私たちには4人の実子がいますが、彼は1番下の子どもより10歳も年下だったので、コミュニケーションの取り方など、最初は悩みが尽きませんでした。里親会の集まりなどに参加して情報交換をしたり、地域の方々に声をかけていただいたり、たくさんの方に力を貸してもらいながら、彼と本気で向き合ってきました。「自分の存在が受け入れられている」と感じるようになった彼が、どんどん明るい性格になっていくのはうれしかったですね。 彼は現在、小学生の時から続けている吹奏楽をがんばりたいと、吹奏楽に力を入れている県外の高校に進学し、寮生活をしています。寮で暮らすようになって「いつも手紙や電話ありがとう。改めて、俺が帰りたい家は、ここ(小西家)だと思った」と言われ、私たちがちゃんと彼の「家庭」となれていたことにほっとしました。 立派に育て上げようと肩ひじを張らなくても、ご飯を食べながら家族で会話をしたり、悪いことをしたら怒ったり、そんな普通の家庭を提供することが、彼のサポートになっているのだと思います。まだまだ長い人生を歩む彼の、成長の過程に寄り添えることが幸せです。